個人情報保護士認定試験の合格までの道(試験の概要と勉強方法)

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個人情報保護士認定試験とは

個人情報保護士認定試験とは、一般財団法人 全日本情報学習振興協会が開催している個人情報保護に関する法律や対策など幅広い範囲の知識を問う試験です。
受験料や試験の内容は以下の通りです。

【受験料】
11,000円(税込)

【試験の内容】
公式サイト(試験内容・試験日程 | 個人情報保護士認定試験 )にて公開されていますが、以下の内容が問題として出題されます。

〇課題Ⅰ:個人情報保護の総論(50問)

出題内容(大項目)出題内容(小項目)
個人情報保護法の理解
(40問)
個人情報保護法の歴史
個人情報に関連する事件・事故
各種認定制度
個人情報の定義と分類
個人情報取扱事業者
条文に対する知識と理解
マイナンバー法の理解
(10問)
番号法の背景・概要
条文に対する知識と理解

〇課題Ⅱ:個人情報保護の対策と情報セキュリティ(50問)

出題内容(大項目)出題内容(小項目)
脅威と対策脅威と脆弱性に対する理解
組織的・人的セキュリティ組織体制の整備
人的管理の実務知識
オフィスセキュリティ物理的管理の実務知識
情報システムセキュリティ技術的管理の実務知識

【合格基準】
「課題Ⅰ:個人情報保護の総論」と「課題Ⅱ:個人情報保護の対策と情報セキュリティ」がそれぞれ70%以上正解すること。
そのため、「課題Ⅰ:個人情報保護の総論」で90%正解した場合でも、「課題Ⅱ:個人情報保護の対策」が65%しか正解していない場合は不合格となってしまいます。

個人情報保護士認定試験の合格するメリット(筆者の感想)

個人情報保護はセキュリティ業界で必須の対策ですので、セキュリティエンジニアとしても個人情報に関する知識を体系的に学ぶ必要があると感じていました。
個人情報に関する知識を体系的に学ぶことができ、履歴書などにも記載できるため、「個人情報保護士認定試験」を受験しました。

セキュリティエンジニアとして業務を行っていると、技術的な知識を中心に学ぶことになります。
しかし、法律の知識を含めて一般的にどのような対策が必要かどうかを学ぶことで、自身の業務がどのような形で役に立っているか把握することが大切だと思います。
そうすることで、自身の業務に付加価値を提供できたり、目的を適切に把握できるようになります。

「個人情報保護士認定試験」は特に以下のような業務を行っている方には必須の知識だと考えています。

業種メリット
管理職セキュリティ対策の方針を検討する際に基本的な知識が身に付きます。
社内SEセキュリティ対策の提案をする際の知識が身に付きます。
個人情報を取り扱う業務の従事者法律やガイドラインのどの部分を満たすために各作業を行っているか目的を把握できます。
そのため、場合によっては作業の効率化を提案できると考えています。
セキュリティベンダーの営業お客様にセキュリティの提案をする際に法律やガイドラインと比較して論理的に提案できます。
セキュリティコンサルタントお客様にセキュリティの提案をする際に法律やガイドラインと比較して論理的に提案できます。

個人情報保護士認定試験の勉強方法(基礎知識の習得)

まず個人情報保護士認定試験の出題範囲を分かっておらず、個人情報保護法など法律に関する知識がなかったので、公式テキストを購入して勉強しました。
その時に以下の「改訂6版 個人情報保護士認定試験公式テキスト [ 中村 博 ]」を購入して、勉強しました。
個人情報保護法の解釈を丁寧に説明されていたり、セキュリティ対策の説明といった試験範囲の内容を分かりやすく網羅されていましたので、おすすめの書籍です。


また、問題集の中に「個人情報保護に関するガイドライン」に問題が多数ありましたので、「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)-個人情報保護委員会- (ppc.go.jp)」を一通り読みました。
「改訂6版 個人情報保護士認定試験公式テキスト [ 中村 博 ]」と類似の内容が多数ありましたが、復習ができ、ガイドラインにどのような内容が記載されている把握できましたので、一読した方がいいと思います。

個人情報保護士認定試験の勉強方法(問題集による反副練習)

「改訂6版 個人情報保護士認定試験公式テキスト [ 中村 博 ]」とガイドラインで基礎知識を身に着けることができました。
その次に以下の2冊の問題集を購入して、勉強しました。
最初は5割か6割程度の正解率でしたが、何回か問題を解いて9割程度正解するまで反復しました。

本試験と同じように選択問題で出題されていますので、本試験前の練習として勉強することをおすすめします。


個人情報保護士認定試験の勉強方法(最終確認)

知識の最終確認として、以下の一問一答のテキストを購入しました。
前提知識を把握したうえで読まないと理解しにくい内容がありましたが、今まで紹介したテキストや問題集を事前に読んだら理解できると思います。
知識の整理と要点がしっかりまとめられており、本試験でも同様の知識を問う問題が多数出題されましたので、試験前の確認として使うにはおすすめの書籍です。