Microsoft Azureのリソース管理
Microsoft Azureではリソース(サーバやデータベースなど)の管理方法として、階層構造と非階層構造の2種類あります。
階層構造では、サブスクリプションやリソースグループの配下にリソースを作成することで管理します。
非階層構造では、タグというラベルをサブスクリプションやリソースなどに付けることで管理します。
本記事では、階層構造に関する内容を記載します。
階層構造での管理では以下の図のように階層が上位の順に、管理グループ、サブスクリプション、リソースグループ、リソースがあります。

用語の説明は以下の通りです。
| 用語 | 概要 |
|---|---|
| 管理グループ | 複数のサブスクリプションのアクセス、ポリシー、 コンプライアンスを管理するためのものです。 |
| サブスクリプション | リソースグループやリソースの集まりを管理するためのものです。 主に利用料金を支払いを分ける場合に、サブスクリプションを分けます。 |
| リソースグループ | リソースの集まりを管理すためのものです。 |
| リソース | Azure上で動作する仮想マシン(Azure VM)や ストレージ(Azure Storage)など実際の動作するサービスのことです。 |
上記の説明では分かりにくいため、イメージしやすくするため例を記載します。
複数のグループ会社を持っている企業の場合、以下のように分けて管理することが想定されます。
【Azureのリソース管理の例】
・管理グループ : グループ会社内の企業ごとに分ける
・サブスクリプション : Azure利用料を支払う部署ごとに分ける
・リソースグループ : システムの固まりごとに分ける

Microsoft Azureのサブスクリプション作成
Microsoft Azureのサブスクリプションを作成する手順を記載します。

2023年7月2日時点での手順を記載していますので、画面が変わっている場合は適宜読み替えてください。
(1) Microsoft Azure Portalの上部にある検索用のテキストボックスに「リソース グループ」を入力して、「リソース グループ」をクリックします。

(2) 「追加」をクリックします。

(3) サブスクリプション名、課金アカウント、課金プロファイルを設定します。

(4) 「詳細設定」をクリックして、サブスクリプションディレクトリ、管理グループ、サブスクリプション所有者を設定します。

(5) 「予算」をクリックして、名前、金額(JPY)、アラート条件を設定します。

(6) 「タグ」をクリックして、必要に応じてタグを設定します。

(7) 「レビューと作成」をクリックします。

(8) 設定値が間違っていないことを確認し、「作成」をクリックします。
Microsoft Azureのリソースグループ作成
Microsoft Azureのリソースグループを作成する手順を記載します。

2023年7月4日時点での手順を記載していますので、画面が変わっている場合は適宜読み替えてください。
(1) Microsoft Azure Portalの上部にある検索用のテキストボックスに「リソース グループ」を入力して、「リソース グループ」をクリックします。

(2) 「リソース グループの作成」をクリックします。

(3) 以下の内容を設定して、「確認および作成」をクリックします。
・サブスクリプション
・リソース グループ
・リージョン

(4) 設定した内容が間違っていないことを確認し、「作成」をクリックします。

(5) 作成したリソースグループが表示されていることを確認します。

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