Amazon Lightsailとは
Amazon Lightsailは、クラウドで低コストのVPS(Virtual Private Server)を提供するサービスです。
Amazon EC2よりも安くAWS上の仮想マシンを利用できます。
他のサービスと連携せずにAmazon Ligstsailにて提供しているアプリケーションを使用する場合に利用することが多いです。
Amazon Lightsailでの利用可能なアプリケーション
Amazon Lightsailは本記事作成時点(2021年4月25日)で以下のアプリケーションを選択することができます。
【Unix/Linux OS】
(1) アプリ+OS
Unix/Linux OSとアプリケーションを一緒に構築する場合、以下のアプリケーションを選択して、構築できます。
ID | アプリケーション名 | アプリケーションの概要 |
---|---|---|
1 | WordPress | サイトの作成やブログの作成などができるCMS(コンテンツ管理システム) |
2 | WordPress Multisite | 1つのドメインの中に複数のWordPressサイトを作るアプリケーション |
3 | LAMP (PHP 7) | OSのLinux、WebサーバーのApache、データベースのMySQL、プログラミングのPerlとPHPとPythonを組み合わせたサーバー |
4 | Node.js | サーバーサイドで動くJavaScriptのプログラミング言語 |
5 | Joomla | ホームページを作成・管理するためのオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム) |
6 | Magento | ECサイトを構築するためのオープンソースソフトウェア |
7 | MEAN | ウェブアプリケーション構築のためのオープンソースソフトウェア。 MongoDB, Express, AngularJS, Node.jsの4つのアプリケーションから構成されている。 |
8 | Drupal | オープンソースのCMS(コンテンツ管理システム) |
9 | GitLab CE | オープンソースソフトウェアのウェブ型のGitリポジトリマネージャー |
10 | Redmine | ウェブアプリケーション構築のためのプロジェクト管理ソフトウェア |
11 | Nginx | Webサーバーを構築するためのミドルウェア |
12 | Ghost | ブログを作成するためのプラットフォーム |
13 | Django | Pythonで書かれたウェブフレームワーク |
14 | PrestaShop | ECサイトを構築するためのオープンソースソフトウェア |
15 | Plesk Hosting Stack on Ununtu | Pleskファイアウォール、WordPress等のツールがセットでインストールされたサーバー |
16 | cPanel & WHM for Linux | ウェブベースのウェブホスティングコントロールパネル |
(2) OS
Unix/Linux OSのみ構築する場合は、以下のOSを選択できます。
ID | OS名 | OSの概要 |
---|---|---|
1 | Amazon Linux 2 | Amazon Linux の次世代バージョン |
2 | Amazon Linux | AWSが提供するLinuxサーバーのOS |
3 | Ubuntu | 無償のLinux OS |
4 | Debian | 無償のLinux OS |
5 | FreeBSD | 無償のLinux OS |
6 | openSUSE | 「openSUSEプロジェクト」によって開発されたLinux OS |
7 | CentOS | 無償のLinux OS |
【Windows OS】
(1) アプリ+OS
Windows OSとアプリケーションを一緒に構築する場合、以下のアプリケーションを選択して、構築できます。
ID | アプリケーション名 | アプリケーションの概要 |
---|---|---|
1 | SQL Server 2016 Express | SQL Serverのデータベース |
(2) OS
Windows OSのみ構築する場合は、以下のOSを選択できます。
ID | OS名 | OSの概要 |
---|---|---|
1 | Windows Server 2012 | Microsoft社が提供するサーバー用のOS。 2013年に提供開始されたWindows ServerのOS。 |
2 | Windows Server 2016 | Microsoft社が提供するサーバー用のOS。 2016年に提供開始されたWindows ServerのOS。 |
3 | Windows Server 2019 | Microsoft社が提供するサーバー用のOS。 2019年に提供開始されたWindows ServerのOS。 |
Amazon Lightsailの料金
Amazon Lightsailは主に以下の7個の料金が掛かります。
AWSのリージョンによって料金が変わります。
(1) 仮想サーバー
仮想サーバーとして「Unix/Linux」か「Windows」のいずれかのOSを利用することができます。
料金は「仮想サーバの利用料(スペックによって料金が変わります)」と「データ転送料金」の2つが掛かります。
(2) コンテナ
コンテナサービスのノードの利用料金が掛かります。
スペック(vCPUやメモリ容量)によって、料金が変わります。
また、一定量以上のデータを転送する場合は、別途追加で料金が発生します。
(3) マネージドデータベース
「データベースの料金」と「データ転送料金」の組み合わせによって、料金を選択します。
データベースを冗長構成にすることもでき、冗長構成を選択した場合は別途料金が発生します。
(4) コンテンツ配信ネットワーク(CDN)ディストリビューション
コンテンツ配信ネットワーク(CDN)ディストリビューションを利用する場合は、データ転送量に応じて、料金が掛かります。
(5) ロードバランサー
ロードバランサーによって負荷分散する場合は、ロードバランサーの利用料金が掛かります。
(6) ブロックストレージ
ストレージの利用料金として、保存するデータ料金に応じて、月額の費用が掛かります。
(7) インスタンスとディスクスナップショット (手動および自動)
スナップショットを作成した場合は、保存するデータ料金に応じて、月額の費用が掛かります。
Amazon Lightsailの料金については、以下のAWSの公式サイトをご確認ください。
AWSに関する記事
AWSについての関連記事は以下の通りです。
必要に応じて、ご確認ください。