zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ(Webページ監視)

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本記事の概要

zabbixのバージョン6.0でWebシナリオ(Webページアクセス時の動作)を監視する設定をする手順を記載します。
本記事では、Webページにアクセスした際のHTTPレスポンスコードが200番以外だった場合にアラートを発生させる設定とします。
以下のイメージの通信が発生しますので、必要に応じてファイアウォールを開放して通信できるようにしてください。
  zabbixのWebページ監視(0)

また、Webシナリオの各設定値の概要説明については、以下のzabbixの公式サイトをご確認ください。
  【zabbixのバージョン2.2(日本語)】
    8. Web監視 [Zabbix Documentation 2.2]
  【zabbixのバージョン6.0(英語)】
    9. Web monitoring (zabbix.com)

zabbixを用いたログ監視(ホストの設定)

(1) [設定]-[ホスト]をクリックして、右上の「ホストの作成」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたping監視(1)

(2) 以下の内容を設定して、「追加」をクリックします。

設定項目設定値
ホスト名任意のホスト名
今回は「A_security-blog-it」を設定します。
グループ任意のホストグループ名

zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(1)

(3) 「ホストを追加しました」というメッセージ、及び設定されているホストが表示されていることを確認します。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(2)

zabbixを用いたログ監視(Webシナリオの設定)

(1) 作成したホストの横にある「Web」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(3)

(2) 右上の「Webシナリオの作成」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(4)

(3) 以下の内容を設定します。

設定項目設定値
名前任意のWebシナリオ名
監視間隔データを取得する監視間隔。
今回は1分間に一回データを取得する想定のため、「1m」を設定。
試行回数Webシナリオステップの実行を試みる回数
今回は1回のみ実行するため、「1」を設定
エージェントWebアクセスする際のクライアントエージェント(ブラウザ等)
有効チェックをつける

zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(5)

(4) ステップタブをクリックして、「追加」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(6)

(5) 以下の内容を設定して、「追加」をクリックします。

設定項目設定値
Name任意のステップ名
今回は「トップページ」を設定します。
URL監視するURLのページ
今回は「https://security-blog-it.com/」を設定します。

zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(7)

(6) 設定したステップが表示されていることを確認して、「追加」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(8)

(7) 「Webシナリオを追加しました」というメッセージ、及び設定したWebシナリオが表示されていることを確認します。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(9)

zabbixを用いたログ監視(トリガーの設定)

(1) トリガータブをクリックして、「トリガーの作成」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(10)

(2) 以下の内容を設定します。

設定項目設定値
名前任意のトリガー名
深刻度アラートの重大度

zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(11)

(3) 「条件式」の「追加」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(12)

(4) 「アイテム」の「選択」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(12)-1

(5) Webアクセス時のHTTPステータスのレスポンスコードを監視するため、「Response code for step “〇〇〇〇” of scenario “〇〇〇〇”.」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(13)

(6) 以下の内容を設定して、「挿入」をクリックします。

設定項目設定値
アイテム上記の手順(5)で選択したアイテム
今回は「Response code for step “トップページ” of scenario “Webシナリオ監視”.」を設定します。
アラート条件今回は5回中3回以上レスポンスのHTTPステータスコードが200番以外だった時、アラートを発生させるため、以下の内容を設定します。
  ・Function : count
  ・Last of (T) : 5 カウント
  ・O : ne
  ・V : 200
  ・Result : => 3

zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(14)

(7) 「条件式」の項目が設定されたこと、および有効にチェックがついていることを確認します。その後、「追加」をクリックします。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(15)


(8) 「トリガーを追加しました」というメッセージ、及び設定したトリガーが表示されていることを確認します。
zabbixバージョン6.0を用いたWebシナリオ監視(16)

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必要に応じて、ご確認ください。

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  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
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  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
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設定をします。
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  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
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  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
ドライブのディスク空き容量を
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  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
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zabbix関連の書籍

zabbixに関する設定を網羅的および詳細に学びたい場合、以下の書籍がおすすめです。
ページ数が多い書籍ですので、分からないことを調べる辞書の役割にもなります。