zabbixバージョン5.0を用いたネットワーク機器監視

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本記事の概要

zabbixのバージョン5.0ではスイッチなどのネットワーク機器を監視する場合に、必要な監視項目がまとめられたテンプレートが事前に設定されています。
以下の機器に対応したテンプレートがあります。
各機器に対応したテンプレートを設定することを推奨しますが、実際にはSNMPで取得するOIDはほとんどのネットワーク機器で同じですので、ネットワーク機器は以下のいずれかのテンプレートを設定したら正常に監視できる可能性が高いです。

機器名テンプレート名
Cisco Catalyst 3750V2-24FS スイッチCisco Catalyst 3750V2-24FS SNMP
Cisco Catalyst 3750V2-24PS スイッチCisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP
Cisco Catalyst 3750V2-24TS スイッチCisco Catalyst 3750V2-24TS SNMP
Cisco Catalyst 3750V2-48PS スイッチCisco Catalyst 3750V2-48PS SNMP
Cisco Catalyst 3750V2-48TS スイッチCisco Catalyst 3750V2-48TS SNMP


また、以下のイメージの通信が発生しますので、必要に応じてファイアウォールを開放して通信できるようにしてください。
 【ping監視(死活監視)】
    通信要件(ping監視)
 【SNMP trap監視(イベント監視)】
    通信要件(SNMP trap監視)-1
 【SNMP ポーリング監視(トラフィック使用量やCPU使用率等の監視)】
    通信要件(SNMPポーリング監視)

zabbixを用いたネットワーク機器監視(ホストの設定)

zabbixにてネットワーク機器の監視する手順として、ホストとテンプレートの割り当て手順を記載します。
本章では、ホストの設定手順を記載します。

(1) [Configuration]-[Hosts]をクリックして、右上の「Create host」をクリックします。
zabbixのPing監視(1)

(2) 以下の内容を設定して、「Add」をクリックします。

設定項目設定値
Host name任意のホスト名
今回は「Test-Switch」を設定します。
Groups任意のホストグループ名
Interfaces監視対象機器の設定
今回は以下の設定をします。SNMPのバージョンやコミュニティ名はzabbixサーバに設定した値と同じにする必要があります。
  ・Type : SNMP
  ・IP address : SNMP trapを送信する機器のIPアドレス
  ・Connect to : IP
  ・Port : 161
  ・SNMP verion : SNMPv2
  ・SNMP community : public
  ・Use bulk requests : チェックしない

zabbixのSNMPtrap監視(1)
zabbixのSNMPtrap監視(2)

(3) 「Host added」というメッセージ、及び設定されているホストが表示されていることを確認します。
zabbixのSNMPtrap監視(3)

zabbixを用いたネットワーク機器監視(テンプレートの割り当て)

zabbixにてネットワーク機器の監視する手順として、ホストとテンプレートの割り当て手順を記載します。
本章では、テンプレートの割り当て手順を記載します。

(1) 作成したホストの名前をクリックします。
zabbixのネットワーク機器監視(1)

(2) 「Templates」タブをクリックして、「Select」をクリックします。
zabbixのネットワーク機器監視(2)

(3) 「Select」をクリックします。

zabbixのネットワーク機器監視(3)

(4) 「Templates」をクリックします。
zabbixのネットワーク機器監視(4)

(5) 割り当てるテンプレートの横のチェックボックスにチェックを付けて、「Select」をクリックします。
zabbixのネットワーク機器監視(5)


(6) 割り当てたテンプレートが表示されていることを確認して、「Update」をクリックします。
zabbixのネットワーク機器監視(6)

(7) 「Host updated」とメッセージ、及びホストにアイテムやトリガー等が設定されていることを確認します。
zabbixのネットワーク機器監視(7)

【補足情報】ネットワーク機器のテンプレートの設定項目の概要

zabbixで事前に設定されているテンプレートで取得できるデータの内容を記載します。
今回は例として、「Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP」というテンプレートで設定されている内容を記載します。


〇【アイテムの設定にて取得しているデータの概要】

【アプリケーション名:General】

IDアイテム名キーの値データの概要
1SNMP traps (fallback)snmptrap.fallback「キー値:snmptrap[]」のアイテムで取得されなかったSNMPトラップを全て取得します。
2System contact detailssystem.contact管理対象ノードの連絡担当者の情報を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.1.4.0」を送信してデータを取得します。
3System descriptionsystem.descrシステムのハードウェアタイプ、OSの情報を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.1.1.0」を送信してデータを取得します。
4System locationsystem.locationノードの物理的な場所を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.1.6.0」を送信してデータを取得します。
5System namesystem.nameノードのドメイン名を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.1.5.0」を送信してデータを取得します。
6System object IDsystem.objectidベンダーがネットワーク機器を識別するための値であるノードのオブジェクトIDを取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.1.2.0」を送信してデータを取得します。


【アプリケーション名:Inventory】

IDアイテム名キーの値データの概要
1Hardware model namesystem.hw.modelハードウェアモデルの名前を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.47.1.1.1.1.13.1」を送信してデータを取得します。
2Hardware serial numbersystem.hw.serialnumberハードウェアのシリアル番号を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.47.1.1.1.1.11.1」を送信してデータを取得します。
3Operating systemsystem.sw.osOSの情報を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.1.1.0」を送信してデータを取得します。


【アプリケーション名:Status】

IDアイテム名キーの値データの概要
1ICMP lossicmppinglossロスパケット率を取得します。
2ICMP pingicmppingpingでサーバにアクセスできるか確認します。
3ICMP response timeicmppingsecpingの応答時間を取得します。
4SNMP agent availabilityzabbix[host,snmp,available]ホスト上のSNMPの稼働状況を取得します。
5Uptimesystem.uptimeシステムの稼働秒数を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.1.3.0」を送信してデータを取得します。



〇【トリガーの設定にて取得しているデータの概要】

IDトリガー名トリガーの条件トリガーの概要
1Device has been replaced (new serial number received){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.hw.serialnumber.diff()}=1 and {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.hw.serialnumber.strlen()}>0デバイスのシリアル番号が変更されたことを通知します。
「アイテム名:Hardware serial number」で取得したデータを使用します。
2High ICMP ping loss{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:icmppingloss.min(5m)}>{$ICMP_LOSS_WARN} and {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:icmppingloss.min(5m)}<1005分間のpingのパケットロス率が「$ICMP_LOSS_WARN」で指定した値から100%の間の場合に通知します。
「アイテム名:ICMP loss」で取得したデータを使用します。
3High ICMP ping response time{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:icmppingsec.avg(5m)}>{$ICMP_RESPONSE_TIME_WARN}5分間のpingの平均レスんぽ時間が「$ICMP_RESPONSE_TIME_WARN」で指定した秒数より大きい場合に通知します。
「アイテム名:High ICMP ping response time」で取得したデータを使用します。
4No SNMP data collection{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:zabbix[host,snmp,available].max({$SNMP.TIMEOUT})}=0SNMPポーリングができないことを通知します。
「アイテム名:SNMP agent availability」で取得したデータを使用します。
5Operating system description has changed{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.sw.os.diff()}=1 and {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.sw.os.strlen()}>0システムが更新されたなどでOSの情報が変更されことを通知します。
「アイテム名:Operating system」で取得したデータを使用します。
6System name has changed (new name: {ITEM.VALUE}){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.name.diff()}=1 and {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.name.strlen()}>0システム名が変更されたことを通知します。
「アイテム名:System name」で取得したデータを使用します。
7Unavailable by ICMP ping{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:icmpping.max(#3)}=0pingが3回連続応答がないことを通知します。
「アイテム名:ICMP ping」で取得したデータを使用します。
8{HOST.NAME} has been restarted (uptime < 10m){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.uptime.last()}<10m稼働時間が10分未満であることを通知します。
「アイテム名:Uptime」で取得したデータを使用します。



〇【ディスカバリルールの設定にて取得しているデータの概要】

【ディスカバリルールのアイテム設定】

IDアイテム名キーの値データの概要
1{#SNMPINDEX}: CPU utilizationsystem.cpu.util[{#SNMPINDEX}]CPU使用率を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.8.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
2{#ENT_NAME}: Hardware serial numbersystem.hw.serialnumber[{#SNMPINDEX}]シリアル番号を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.47.1.1.1.1.11.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
3Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Duplex statusnet.if.duplex[{#SNMPINDEX}]インターフェースのモード(半二重/全二重/オートネゴシエーション)を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.10.7.2.1.19.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
4{#SNMPVALUE}: Fan statussensor.fan.status[{#SNMPINDEX}]ファンの状態を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.4.1.9.9.13.1.4.1.3.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
取得データは以下の通りです。
  ・1 : normal
  ・2 : warning
  ・3 : critical
  ・4 : shutdown
  ・5 : notPresent
  ・6 : notFunctioning
5{#SNMPVALUE}: Free memoryvm.memory.free[{#SNMPINDEX}]メモリの空き容量を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.6.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
6{#SNMPVALUE}: Used memoryvm.memory.used[{#SNMPINDEX}]メモリの使用量を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.5.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
7{#SNMPVALUE}: Memory utilizationvm.memory.util[{#SNMPINDEX}]メモリの使用率を取得します。
メモリの空き容量と使用量を使用して、算出します。
8Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Bits receivednet.if.in[{#SNMPINDEX}]インターフェースにて受け取ったデータのビット数を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.31.1.1.1.6.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
9Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Bits sentnet.if.out[{#SNMPINDEX}]インターフェースから送ったデータのビット数を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.31.1.1.1.10.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
10Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Inbound packets discardednet.if.in.discards[{#SNMPINDEX}]破棄されたインバウンドのパケット数を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.2.2.1.13.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
11Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Inbound packets with errorsnet.if.in.errors[{#SNMPINDEX}]エラーのインバウンドのパケット数を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
12Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Interface typenet.if.type[{#SNMPINDEX}]インターフェースのタイプを取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
13Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Operational statusnet.if.status[{#SNMPINDEX}]インターフェースの現在の状態を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.2.2.1.8.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
14Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Outbound packets discardednet.if.out.discards[{#SNMPINDEX}]破棄されたアウトバウンドのパケット数を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.2.2.1.19.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
15Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Outbound packets with errorsnet.if.out.errors[{#SNMPINDEX}]エラーのアウトバウンドのパケット数を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.2.2.1.20.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
16Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Speednet.if.speed[{#SNMPINDEX}]インターフェースのスピードを取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.2.1.31.1.1.1.15.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
17{#SNMPVALUE}: Power supply statussensor.psu.status[{#SNMPINDEX}]電源の状態を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.4.1.9.9.13.1.5.1.3.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
取得データは以下の通りです。
  ・1 : normal
  ・2 : warning
  ・3 : critical
  ・4 : shutdown
  ・5 : notPresent
18{#SNMPVALUE}: Temperaturesensor.temp.value[{#SNMPINDEX}]一時的なテスト用の値を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.4.1.9.9.13.1.3.1.3.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。
19{#SNMPVALUE}: Temperature statussensor.temp.status[{#SNMPINDEX}]一時的なテスト用の状態を取得します。
SNMPのOIDの「1.3.6.1.4.1.9.9.13.1.3.1.6.{#SNMPINDEX}」を送信してデータを取得します。

【ディスカバリルールのトリガーの設定】

IDトリガー名トリガーの条件トリガーの概要
1{#SNMPINDEX}: High CPU utilization (over {$CPU.UTIL.CRIT}% for 5m){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.cpu.util[{#SNMPINDEX}].min(5m)}>{$CPU.UTIL.CRIT}5分間のCPU使用率が「$CPU.UTIL.CRIT」より大きい場合に通知します。
「アイテム名:{#SNMPINDEX}: CPU utilization」で取得したデータを使用します。
2{#ENT_NAME}: Device has been replaced (new serial number received){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.hw.serialnumber[{#SNMPINDEX}].diff()}=1 and {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:system.hw.serialnumber[{#SNMPINDEX}].strlen()}>0シリアル番号が変わったときに通知します。
「アイテム名:{#ENT_NAME}: Hardware serial number」で取得したデータを使用します。
3Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): In half-duplex mode{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.duplex[{#SNMPINDEX}].last()}=2インターフェースのモードが半二重モードにしていることを通知します。
「アイテム名:Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Duplex status」で取得したデータを使用します。
4{#SNMPVALUE}: Fan is in critical state{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.fan.status[{#SNMPINDEX}].last()}=3 or {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.fan.status[{#SNMPINDEX}].last()}=4ファンの状態が「3:critical」か「4:shutdown」であることを通知します。
「アイテム名:{#SNMPVALUE}: Fan status」で取得したデータを使用します。
5{#SNMPVALUE}: Fan is in warning state{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.fan.status[{#SNMPINDEX}].last()}=2ファンの状態が「2:warning」であることを通知します。
「アイテム名:{#SNMPVALUE}: Fan status」で取得したデータを使用します。
6{#SNMPVALUE}: High memory utilization ( >{$MEMORY.UTIL.MAX}% for 5m){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:vm.memory.util[{#SNMPINDEX}].min(5m)}>{$MEMORY.UTIL.MAX}メモリ使用率が「$MEMORY.UTIL.MAX」より大きい場合に通知します。
「アイテム名:{#SNMPVALUE}: Memory utilization」で取得したデータを使用します。
7Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Ethernet has changed to lower speed than it was before{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.speed[{#SNMPINDEX}].change()}<0 and {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.speed[{#SNMPINDEX}].last()}>0
and (
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.type[{#SNMPINDEX}].last()}=6 or
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.type[{#SNMPINDEX}].last()}=7 or
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.type[{#SNMPINDEX}].last()}=11 or
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.type[{#SNMPINDEX}].last()}=62 or
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.type[{#SNMPINDEX}].last()}=69 or
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.type[{#SNMPINDEX}].last()}=117
)
and
({Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.status[{#SNMPINDEX}].last()}<>2)
インターフェースのスピードが変わったことを通知します。
オートネゴシエーションの障害が発生している可能性があります。
8Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): High inbound bandwidth usage ( > {$IF.UTIL.MAX:”{#IFNAME}”}% )({Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.in[{#SNMPINDEX}].avg(15m)}>({$IF.UTIL.MAX:”{#IFNAME}”}/100)*{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.speed[{#SNMPINDEX}].last()}) and
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.speed[{#SNMPINDEX}].last()}>0
インバウンドのインターフェースのネットワーク使用率が最大帯域に近づいていることを通知します。
9Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): High input error rate ( > {$IF.ERRORS.WARN:”{#IFNAME}”} for 5m){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.in.errors[{#SNMPINDEX}].min(5m)}>{$IF.ERRORS.WARN:”{#IFNAME}”}インバウンドのエラーパケットが「$IF.ERRORS.WARN:”{#IFNAME}”」より大きい場合に通知します。
10Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): High outbound bandwidth usage ( > {$IF.UTIL.MAX:”{#IFNAME}”}% )({Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.out[{#SNMPINDEX}].avg(15m)}>({$IF.UTIL.MAX:”{#IFNAME}”}/100)*{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.speed[{#SNMPINDEX}].last()}) and
{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.speed[{#SNMPINDEX}].last()}>0
アウトバウンドのインターフェースのネットワーク使用率が最大帯域に近づいていることを通知します。
11Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): High output error rate ( > {$IF.ERRORS.WARN:”{#IFNAME}”} for 5m){Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.out.errors[{#SNMPINDEX}].min(5m)}>{$IF.ERRORS.WARN:”{#IFNAME}”}アウトバウンドのエラーパケットが「$IF.ERRORS.WARN:”{#IFNAME}”」より大きい場合に通知します。
12Interface {#IFNAME}({#IFALIAS}): Link down{$IFCONTROL:”{#IFNAME}”}=1 and ({Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:net.if.status[{#SNMPINDEX}].last()}=2)インターフェースのリンクダウンを通知します。
13{#SNMPVALUE}: Power supply is in critical state{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.psu.status[{#SNMPINDEX}].last()}=3 or {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.psu.status[{#SNMPINDEX}].last(4)}=4電源の障害(「3 : critical」か「4 : shutdown」)が発生していることを通知します。
14{#SNMPVALUE}: Power supply is in warning state{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.psu.status[{#SNMPINDEX}].last()}=2電源の警告(2 : warning)が発生していることを通知します。
15{#SNMPVALUE}: Temperature is above critical threshold: >{$TEMP_CRIT:”{#SNMPVALUE}”}{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.temp.value[{#SNMPINDEX}].avg(5m)}>{$TEMP_CRIT:”{#SNMPVALUE}”}テスト用の値の5分間の平均が「$TEMP_CRIT:”{#SNMPVALUE}”」より大きい場合に通知します。
16{#SNMPVALUE}: Temperature is above warning threshold: >{$TEMP_WARN:”{#SNMPVALUE}”}{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.temp.value[{#SNMPINDEX}].avg(5m)}>{$TEMP_WARN:”{#SNMPVALUE}”}テスト用の値の5分間の平均が「$TEMP_WARN:”{#SNMPVALUE}”」より大きい場合に通知します。
17{#SNMPVALUE}: Temperature is in critical state{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.temp.status[{#SNMPINDEX}].last()}=3 or {Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.temp.status[{#SNMPINDEX}].last()}=4テスト用の状態の値が障害であることを示す値になっていることを通知します。
18{#SNMPVALUE}: Temperature is in warning state{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.temp.status[{#SNMPINDEX}].last()}=2テスト用の状態の値が障害であることを示す値になっていることを通知します。
19{#SNMPVALUE}: Temperature is too low: <{$TEMP_CRIT_LOW:”{#SNMPVALUE}”}{Cisco Catalyst 3750V2-24PS SNMP:sensor.temp.value[{#SNMPINDEX}].avg(5m)}<{$TEMP_CRIT_LOW:”{#SNMPVALUE}”}テスト用の値の5分間の平均が「$TEMP_CRIT_LOW:”{#SNMPVALUE}”」より大きい場合に通知します。


zabbix関連の記事

zabbix関連の記事は以下の通りです。
必要に応じて、ご確認ください。

Noタイトル記事の概要
1zabbixのハンズオン形式での勉強
(構築、監視設定、アラート確認)
zabbixのおすすめの勉強方法をご紹介します。
2仮想基盤構築(Virtualboxインストール)
Virtualboxバージョン6
Virtualboxバージョン7
zabbixサーバを構築するための準備として、
仮想基盤のソフトウェアであるVirtualboxを
インストールします。
3zabbixサーバのインストール

〇zabbixバージョン5.0
[仮想環境に構築]
CentOS Stream 8Ubuntu 20.04
[クラウド環境に構築]
さくらインターネットConoHa VPS
カゴヤ

〇zabbixバージョン6.0
[仮想環境に構築]
CentOS Stream 8

〇zabbixバージョン7.0
[仮想環境に構築]
CentOS Stream 9
zabbixサーバを構築します。
4zabbixの監視設定の流れzabbixの監視設定の流れを理解します。
5zabbixの推奨の監視項目と
zabbix agentのインストール
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
zabbixにて監視する推奨の項目と、
監視対象サーバにzabbix agentを
インストールする手順を理解します。
5-1死活監視(ping監視)
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
死活監視の設定をします。
5-2TCP通信ポート応答監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
TCPの通信ポートの応答有無を監視する
設定をします。
5-3CPU使用率監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
サーバのOSのCPU使用率を監視する
設定をします。
5-4メモリ空き容量監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
メモリの空き容量を監視する設定をします。
5-5ドライブのディスク空き容量監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
ドライブのディスク空き容量を
監視する設定をします。
5-6プロセス監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
プロセスの停止を監視する設定をします。
5-7ログファイル監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
ログファイル中に特定のメッセージが
出力されたか監視します。
5-8ファイルの変更(チェックサム)監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
ファイルの内容が変わったことを
監視します。
5-9Windows OSのサービス状態監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
Windows OSのサービスの起動状態を
監視します。
5-10Windowsイベントログ監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
Windowsイベントログに特定のログが
出力されたか監視します。
5-11Webシナリオ(Webページ監視)
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
Webアクセス時のHTTPステータスコードが
200番であることを監視します。
5-12SNMP trap監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
機器から送信されたSNMP trapを
受信したことを監視します。
5-13ネットワーク機器監視
  ・zabbixバージョン5.0の場合
  ・zabbixバージョン6.0の場合
  ・zabbixバージョン7.0の場合
ネットワーク機器の監視設定をします。
6zabbixの監視データの確認と
メール通知設定
監視データの確認方法を理解します。
また、障害発生時のアラートメールの
通知設定をします。
7zabbixの詳細設計書(パラメータシート)の
サンプル
zabbixのパラメータシートのサンプルを
記載します。
8【仕事依頼】zabbixサーバの
要件定義、設計、構築
zabbixの構築作業をご依頼いただける場合の
作業の流れなどを記載します。


zabbix関連の書籍

zabbixに関する設定を網羅的および詳細に学びたい場合、以下の書籍がおすすめです。
ページ数が多い書籍ですので、分からないことを調べる辞書の役割にもなります。