AWSの専門用語(リージョン、アベイラビリティゾーン、エッジロケーションとは)

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AWSでは複数の専門用語があります。
今回は地域に関する用語をまとめましたので、AWSを学習する際に参考してください。

AWSの地域に関する用語は主に以下の通りです。
  (1) リージョン:地域のこと。複数のアベイラビリティ(Availability Zone)の集まり。
  (2) アベイラビリティゾーン(AZ):複数のデータセンターの集まり。
  (3) エッジロケーション:AWSのコンテンツ配信のために世界中に分散された地域の集まり

AWSのリージョンとアベイラビリティゾーンのイメージは以下の通りです。
東京リージョンを用いて、イメージ図を作成しています。
AWSのリージョンのイメージ図

リージョンとは

リージョンとは、物理的に距離が近いゾーンの集まりです
AWSでは、リージョンの中にデータセンターの集まりであるアベイラビリティゾーンが複数構築されています。

BCP(事業継続計画)を観点でリージョンを選択して、物理的距離の遠いリージョンにバックアップの保存したり、冗長化用のサーバを構築するなどを検討することを推奨します。
また、リージョンによって使用できるサービスや費用が異なります
国の政治状況によってはデータ開示請求される可能性がありますので、慎重にリージョンを検討する必要があります。

同一のリージョン同士はプライベートネットワークで接続されているためローカルIPアドレス同士で接続できますが、異なるリージョンの場合は基本的にはローカルIPアドレス同士で接続できません。
もし異なるリージョンを接続したい場合は、VPNサービスであるAWS Direct Connectを用いて接続します。

ブログ作成時点(2021年4月11日)時点で以下のリージョンがあります。
現在のリージョン情報を確認したい場合は、AWSの公式サイトのリージョン、アベイラビリティーゾーン、およびローカルゾーンをご確認ください。

Noリージョン名Code
1米国東部 (バージニア北部)us-east-1
2米国東部 (オハイオ)us-east-2
3米国西部 (北カリフォルニア)us-west-1
4米国西部 (オレゴン)us-west-2
5アフリカ (ケープタウン)af-south-1
6アジアパシフィック (香港)ap-east-1
7アジアパシフィック (ムンバイ)ap-south-1
8アジアパシフィック (大阪)ap-northeast-3
9アジアパシフィック (ソウル)ap-northeast-2
10アジアパシフィック (シンガポール)ap-southeast-1
11アジアパシフィック (シドニー)ap-southeast-2
12アジアパシフィック (東京)ap-northeast-1
13カナダ (中部)ca-central-1
14欧州 (フランクフルト)eu-central-1
15欧州 (アイルランド)eu-west-1
16欧州 (ロンドン)eu-west-2
17欧州 (ミラノ)eu-south-1
18欧州 (パリ)eu-west-3
19欧州 (ストックホルム)eu-north-1
20中東 (バーレーン)me-south-1
21南米 (サンパウロ)sa-east-1
22中国 (北京)
※2021年4月11日時点の筆者環境では選択不可
cn-north-1
23中国 (寧夏)
※2021年4月11日時点の筆者環境では選択不可
cn-northwest-1

AWS管理コンソールにて、以下の2つの方法で選択しているリージョンを確認することができます。
  ・URL : https://[リージョンのCode].console.aws.amazon.com/console/home
  ・AWS管理コンソールの右上のリージョン名
AWS管理コンソールでのリージョン確認

アベイラビリティゾーン(AZ)とは

アベイラビリティゾーンとは、1つ以上のデータセンターがまとめられた集合です。
データセンターとは、サーバーやデータベースやネットワークなどを設置する場所です。
Availability Zoneの頭文字をとってAZと略されます。

AWSのネットワーク設定をするVPC(Virtual Private Cloud)のサブネット設定にて、アベイラビリティゾーンの選択することができます。
AWSのVPCでのアベイラビリティゾーンの設定

エッジロケーションとは

エッジロケーションとは、AWSのコンテンツ配信のために世界中に分散された地域の集まりです。
リージョンやアベイラビリティゾーンのようにユーザーにて指定することはできません。
世界中の地域に配置されているためどこからアクセスしても高速にサービス提供できるようになっています。

エッジロケーションは以下のようなサービスで利用されています。

サービス名サービスの概要
Amazon CloudFront高速転送のコンテンツ配信ネットワーク (CDN) サービス
Amazon Route 53DNSサービス
AWS Firewall Managerアカウントやアプリケーション全体のファイアウォールルールを一元的に設定するセキュリティ管理サービス
AWS Shield分散サービス妨害 (DDoS)に対して防御するセキュリティサービス
AWS WAFウェブの脆弱性から保護するウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)サービス

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AWSについての関連記事は以下の通りです。
必要に応じて、ご確認ください。

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1AWSの詳細設計書(パラメータシートのサンプル)
2AWS クラウドプラクティショナーの合格までの道(試験の概要と勉強方法)
3AWSの専門用語(リージョン、アベイラビリティゾーン、エッジロケーションとは)
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22AWSの専門用語(Amazon FSx for Lustreとは)
23AWSの専門用語(Amazon Elastic Kubernetes Serviceとは)
24AWSの専門用語(Amazon Elastic Container Registryとは)
25AWSの専門用語(Amazon Elastic Container Serviceとは)
26AWSの専門用語(AWS Shieldとは)
27AWSの専門用語(AWS WAFとは)
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